日本の伝統行事:中秋の名月と家族のきずな
こんにちは!今日は中秋の名月です。我が家にとってこの日は特別な日です。なぜなら、代々お祭りしている氏神様に、今年一年の収穫の感謝とこれからの繁栄を祈願する大事な日だからです。前日にはお社をみんなでお掃除して清め、旗をたてます。そして今日はご近所の皆さんが古くからの習わしに従って「おふかし」に「枝豆」を乗せてお供えをします。お月見というと団子(米)や栗、芋などがまっさきに思い浮かびますが、この地域では枝豆が欠かせないお供え物となっています。
おふかしと枝豆のコラボレーション
お米はお団子にしてお供えすることが多いと思いますが、我が家ではおふかしにして、その上に枝豆を乗せるというスタイルです。なぜ枝豆を乗せるのかというと、枝豆は「実り」を象徴していて、「豊作」や「家族の健康」などを願う意味が込められています。それぞれの畑で採れた枝豆を神様にお供えして感謝の意を表しています。ほんのり赤く染まったもち米に、鮮やかな緑色の艶々とした枝豆が映えて見事なコラボレーション!皆さんも是非、試してみて下さい。
我が家の守り神
我が家のお祭りは八幡様が関係しています。八幡様は農業や武道の神様として知られ、地域の平和や繁栄を見守ってくださっています。全国各地で祀られていて身近にある神様と言えるでしょう。加えて我が家では、古くから「子どもの神様」とされていて、まだ病院やクリニックがなかった時代に子どもが熱を出したり、夜泣きをしたりしたときは、八幡様にお参りすると不思議と症状が和らいだ、ということです。私の息子2人もここまで何事なく、元気に育ってきたのは八幡様が見守っていてくれたおかげかもしれません。家族だけでなく地域のみんなとの絆を深めるこのお祭りを、次の世代、そのまた次の世代へとつなげていきたいなと思います。
月を愛でる
そして、もちろん今夜は満月・・・ではないみたいですね。ほぼほぼ満月ということでした。難しいことはよく分からないけど、少しずれているみたいで明日が満月なのだそう。でもほぼほぼ満月なので、今日は空を見上げて一年で最も美しいとされる「月」を楽しみたいです。
まとめ
このような日本の伝統行事は、現代の喧騒の中で忘れられがちですが、私たち日本人の文化や家族のきずなを再確認する大切な時間であることは間違いなさそうです。私も秋の訪れを感じながらゆったりとした気持ちで月を楽しもうと思います!