45歳になりました:「老い」について思うこと

先日、45歳の誕生日を迎えました。
平均寿命から言えば人生の折り返し地点ということで、これから来る50代、60代をいいものにできるかどうかは、この40代をどう生きるかにかかっているような、そんな思いを感じています。子どもが小さかった30代をすでに懐かしく感じ、子どもの成長に嬉しさを感じる一方、寂しさもまた感じてしまうのが母親というものかもしれません。抱きしめた柔らかな体や、ほほのお日様のにおいやキラキラ光る産毛、そんなものをもう感じることはできないんだなって思うと、もっといっぱい抱きしめてほっぺたにチューしておけば良かったと、やたらセンチメンタルに時の流れを感じてしまうものです。
ですが、寂しいことだけではなくて、子どもが私の背を超えて大きくなった今は、重い荷物を運んでくれたり、高いところにあるものを取ってくれたり、時には料理やおそうじもしてくれたりします。また田んぼや畑の仕事もりっぱな戦力として参加するようになり、ますます頼もしいばかり。小さいころはお世話が必要でなんでも手のかかる存在だったのが、こうして自立の一歩を踏み出し、頼りになる存在として家族の支えになってくれるのですから、成長というのはすごいですね。そして、子どもが成長するということは、私たちは老いていくということ。45歳は明らかに若いころと比べて、体のどこかが痛かったり(最近は四十肩なのか、腕を上げるのが慢性的に痛かったりします)疲れやすかったり、時にはめまいや動悸など女性ならではの症状も重くなりがち。それに加えて精神面も不安定でイライラしたり、「このままでいいのか」なんて、焦燥感みたいな謎の焦りを感じたりします。そんな時は、もう若くないんだなあって「老い」をネガティブに捉えがちですが、暗い気持ちになるのはやる気もそがれるし、希望もなくしていくしで、いいことがないのです。「老い」は生きていれば必ず来るもの。その「老い」とどう付き合うかは人それぞれ違います。抗うのか受け入れるのか。どちらにしても、「老い」を必要以上に怖がらずに、自分の体と心の声に耳を傾けて、今こそ自分を第一に大事にしてあげげればいいんじゃないかなって思います。ぞれが許される年齢にやっとなったんだなって思うと「老い」も悪くないですよね。
今まで、子どものことや、仕事のこと、他の「何か」や「誰か」のために頑張ってきた人は、40代は自分の内側にもっと目を向けてみてもいいんじゃないかなって思います。そして不調を感じたらすぐに休む、メンタルが落ち込んだら好きなことをして気分転換する、などをして、自分を大事にして生きることが、今後の人生の後半戦をより豊かに楽しく暮らしていくヒントになり得るのではないかと思いました。

皆さんは今、人生のどのステージにいますか?いつだって「今が一番幸せ」と思える人生を自分自身の手で作っていきたいですね!それではまた!