FNS歌謡祭をみて、「推し活」をしてみたくなりました
先日、FNS歌謡祭を見ました。たくさんのアイドルやボーイズグループが勢ぞろいして、華やかなステージや衣装、そしてキレキレダンスを見せてくれて最高の時間でした。若いころから歌番組は大好きでしたので、生歌唱はやっぱりいいなと思いながら楽しみました。
さて、ここで問題がひとつ。
パフォーマンス自体は圧巻でした。ダンスも歌も完璧で、彼らがどれだけ努力を重ねてきたかが伝わってきます。でも、どれだけ見ても、「誰が誰なの?」という疑問が頭をぐるぐる回り続けるのです。昭和時代のアイドルは人数も少なく、個々のキャラクターがはっきりしていたので覚えやすかったのですが、今のアイドル業界は多様性と人数の多さが特徴ですよね。時代の流れについていくのは、なかなか大変です。
頼みの高校生の息子はモンスターハンターやアニメに夢中で、リアルなアイドルや芸能人にはほとんど興味がない様子。息子に聞いても「おれも知らない」と。確かに息子が最近のアイドルを知っているとは思えません。何故なら家族団らんの夕ご飯の時は、テレビではなくYouTubeを見ています。選ぶ動画はおのずと彼らたちの趣味のものになるので「ゲーム実況動画」とか「アニメキャラの動画」みたいな3次元とは無縁な世界です。私もすっかり2次元の住人になっていることに気づきました。
一方で、私は「推し活」に憧れています。推しがいると、「次のライブが楽しみ!」とか「新しいグッズが出る!」といったことに夢中になれるイメージがあって、なんだか幸せそうに見えます。何かに夢中になりたい、時のたつのも忘れて熱中したいと心のどこかで願っていながらも、最近の私はと言うと、そういう情熱がどこか薄れてきている気がします。
「推し活」か~。いや、「推し活」ってつまり何?どうすること?って思い、調べてみました。
「推し活」とは「自分の好きな人やものに対して情熱や愛情を注ぎ、そこから得られる喜びや充実感を共有・享受すること」だそうです。人でも物でもなんでもいいのですね。そうと分かってハードルが下がりました。私が好きな「ホラー映画鑑賞」も広義の意味では立派な「推し活」になるのかもしれません。
そして「推し活」のメリットも調べてみました。具体的に上げると次のものがあるようです。
- 自己表現と共感の手段
- ポジティブなエネルギーの循環
- 日常に彩りを与える存在
- 自分自身を成長させるきっかけ
- 無償の愛と応援の喜び
「推し活」って深掘りするとすごいことだったんですね。やはり、幸せの要素が詰まっていると言えます。もう少し肩の力を抜いて、「推し活」というものを楽しめれば、人生の小さな楽しみがもっと増えそうだと思いました。問題は「推し」の対象を何にするかだけど、これは「恋」と似たようなものかと解釈しました。「恋」もしようと思ってできるものではありませんものね。
「恋」は「する」ものではない、「落ちる」もの!
「推し」は「作る」ものではない、「出会う」もの!
恋も推し活もうまくいくコツは日々アンテナを張ることです。日々いろいろな場所に出かけたり、自分の興味の幅を広げて挑戦してみることで「推し」をみつけるきっかけを作っていきたいなと思います!