小正月(1月14日~16日)、新年のスタート!五穀豊穣と無病息災を祈る行事
今日は小正月です。
朝、まだ暗い西の空に満月が浮かんでいました。
その年の、最初の満月の日を「小正月」と言います。
小正月は何をするの?
多くの地域で、小正月が松の内とされています。(地域によっては松の内が1月7日までのところもあるようです)お正月(旧暦の小正月に対して大正月という)が年神様を迎える行事に対して、小正月は五穀豊穣や無病息災、悪霊払いなどを行う行事が執り行われます。
具体的には
・餅花(紅白のお餅を丸めて柳の枝に飾る)→稲の穂を表していて豊作を祈願。
・どんど祭り(地域によって呼び方は様々)→悪霊払いの火祭り。正月の門松やしめ縄を盛大に燃やして年神様を天井へお返しする意味合いがあります。
・鏡開き(鏡餅を割って食べる)→お正月に宿った先祖の魂を頂くことで、命のバトンを受け継ぎ、今年一年、健康に丈夫に過ごせるように祈願します。小豆餅や小豆粥、おぜんざいにして食べる地域も。(小豆は邪気を払う食材とされています)
調べてみると、もっといろいろな謂れやしきたり、習慣が地域によってたくさんあるようです。それぞれの地域の風土や慣習に合わせたやり方を、容認する形で残されているところに、古くの日本人の信仰の懐の深さが垣間見えますね。
さて、我が家の鏡開きも終わり、正月も終わりました。改めて今日から一年のスタート!がんばっていきましょう!
こうして時を重ねて、だんだん埋もれていってしまいそうな日本の四季の行事を、改めて考え、万物に宿る神と呼ぶのか、精霊と呼ぶのか…そんな神秘で不思議な存在を感じながら、その行事の意味や歴史を学んで、大事に受け継いでいってみたいと思います。このブログでは私が、日本の四季の行事を学んで分かったことや感じたことを簡単に記録していきます。よろしくお願いします!