今日は「旧正月」:旧暦と新暦の違いとは?

今日は旧暦の1月1日で、「旧正月」です。

お隣の国、中国ではこの時期を「春節」と言って、新暦の1月1日よりも盛大にお祝いするそうです。
今年は1月25日から2月2日までの9連休だそうで、たくさんの方が日本でお休みをゆっくり過ごしているのだそう。

旧暦とか新暦。言葉は分かるけど、どういう違いがあるのか、気になったので調べてみました。簡単にまとめると
・旧暦 月の満ち欠けを基準にした暦
・新暦 太陽の動き(地球が太陽の周りを回る周期)を基準にした暦
旧暦は明治5年に新暦が採用される前まで実際に日本で使われていた暦なので、つい最近まで、私たちは旧暦で月日を数えていたんですね。

簡単に暦が変わると言っても、やはり当時の人たちは大混乱だったようです。特に農家では作物の植え付けや収穫などのために、新暦への移行には相当抵抗があったんだとか。そんなに大変だったにも関わらず、国はなぜ新暦を採用したのか。それには以下の理由があります。
国際化の対応 多くの欧米諸国が新暦(グレゴリオ暦)を採用していて、外交や貿易を円滑に行う     ためには、暦を他国と合わせる必要があった
行政や農業の効率化 旧暦は暦のずれが大きかったため、毎年、暦と季節にずれが生じていた。新暦にすることで、毎年同じ時期に計画を立てることが出来るようになった
科学の進歩 新暦の方がより正確だったため、科学技術の導入には必要であった

どれも、もっともな理由があったんですね。納得です。

旧暦の名残として、日本でも地域によってはこの旧正月をお祝いする行事が行われているようです。お正月だけではなく、他にもいろいろな行事が旧暦で行われています。月と太陽が、太古の昔から私たちの生活や信仰の中心にあったのだということが分かりました。今も残される日本独自の文化を大切にしていきたいですね。

来週は節分です。そして「立春」を迎えるのですが、天気予報では、10年に1度の大寒波がくるみたいですので、皆様備えをして、暖かくして、お過ごしくださいね。それではまた、次回のブログで。